【side空】
「真奈ーーー!!」
逃げていく真奈の背中を、瑠香が叫びながら追いかけていった。
俺は、地面にぽつんと落ちた真奈のノートを見つめたまま、立ち上がることすらできなかった。
「……最悪だ」
頭を抱えて、壁に頭を打ち付ける。
ただボールに足を取られた瑠香を受け止めただけなのに。
なんであいつはあんなに傷ついた顔をして、涙を流して逃げたんだ?
そこに、騒ぎを聞きつけた春馬が走ってきた。
「おい空! ながまなが泣きながら走っていったぞ、何があったんだよ!?」
胸ぐらを掴んできた春馬を、俺は冷たい目で見返した。
「何があった、だと? お前こそ、真奈と進路指導室で何してたんだよ。……お前ら、付き合ってんだろ? だったら俺たちのことなんか放っておいて、二人で幸せになればいいじゃねぇか!」
「はぁ!? お前何言って……!」
「もういい。俺、あいつの顔、どんな顔して見ればいいかわかんねぇよ」
俺は春馬の手を振り払い、初めて幼馴染の輪から自ら飛び出した。
「真奈ーーー!!」
逃げていく真奈の背中を、瑠香が叫びながら追いかけていった。
俺は、地面にぽつんと落ちた真奈のノートを見つめたまま、立ち上がることすらできなかった。
「……最悪だ」
頭を抱えて、壁に頭を打ち付ける。
ただボールに足を取られた瑠香を受け止めただけなのに。
なんであいつはあんなに傷ついた顔をして、涙を流して逃げたんだ?
そこに、騒ぎを聞きつけた春馬が走ってきた。
「おい空! ながまなが泣きながら走っていったぞ、何があったんだよ!?」
胸ぐらを掴んできた春馬を、俺は冷たい目で見返した。
「何があった、だと? お前こそ、真奈と進路指導室で何してたんだよ。……お前ら、付き合ってんだろ? だったら俺たちのことなんか放っておいて、二人で幸せになればいいじゃねぇか!」
「はぁ!? お前何言って……!」
「もういい。俺、あいつの顔、どんな顔して見ればいいかわかんねぇよ」
俺は春馬の手を振り払い、初めて幼馴染の輪から自ら飛び出した。



