ある冬の日。 ⸻ Mちゃんはふと思う。 ⸻ Kくんのことを、 恋人だと思う瞬間より、 家族だと思う瞬間の方が増えたな。 ⸻ それは寂しいことじゃなかった。 ⸻ むしろ嬉しかった。 ⸻ どんな自分でも知っている人。 ⸻ 泣いている顔も。 ⸻ 怒っている顔も。 ⸻ 弱いところも。 ⸻ 全部知っている人。 ⸻ それでも隣にいる人。 ⸻ 家族って、 そういう存在なんだと思った。