永遠なる待機

少女作家は推敲に没頭していた。

編集者から、話が長すぎると言われ。

原因は明白。

脇役、雫のパート。

雫の存在を消し、挿話をカットした。

本は売れた。



ここは、『物語の待合室』。

雫は出番を待って、ぽつんと座っている。

おかしいなあ。

「物語の登場人物にあなたもなれる!」

そんな読者サービスに当選。

出番は来ない。


待つ。

主役男子への思いを捨てきれぬまま。