壱くん、お願いだから近づかないで。





「でも花純と一緒だよ、よかったじゃん」

「で、でも……男の子、二人もいるし」


 しかも私のクラスだけ、って……これは嫌がらせか何かかな?
 去年まで女子しかいなかったのに、よりによって私のクラスに。


「でも私、隣のクラスだからお昼は一緒に食べれるしさ」

「そう、だね……」


 本当にありえない。

 男の子を避けるために頑張って勉強して女子校に来たのに突然共学になって、しかも同じ学年には男の子はいないって聞いていたのに、実際に来てみたら私の学年にも男の子がいるって……意味がわからない。

 頭の中がぐるぐるしたまま、私はゆっこに手を振って自分のクラスへ向かった。