──ぶー、ぶー。
朝の6時45分。アラームが鳴る前に、私のスマホが嬉しそうに震えた。
【ポップアップ通知:そーちゃん】
『優愛おはよ! あと15分で家着くよ! 楽しみすぎて5時に起きちゃって、今そっちに向かって歩きながら優愛の可愛さについて考えてたら電柱にぶつかりそうになった。早く会いたい!!』
「5時って……早すぎだし、電柱は危ないってば……!」
ベッドの中で通知を見て、朝一番のニヤけ顔を枕に押し付ける。
もう、朝からIQゼロの重度甘やかしエンジンが全開すぎる。
でも、そんなメッセージひとつで、私の眠気は一瞬で吹き飛んでしまうのだ。
猛ダッシュで制服に着替え、髪を整えて、鏡の前で入念にチェック。
よし、今日も変なところはない。
カレンダーを見ると、付き合って3ヶ月と、ちょうど1週間。
世間がなんと言おうと、私たちの甘い日常は、今日も1ミリも速度を落とす気はないらしい。
ピーンポーン、と7分も前倒しで鳴ったインターホンに、私は飛び跳ねるようにして玄関のドアを開けた。
「おはよう、そーちゃん!」
「……ッ!!!!!(絶句)」
ドアを開けた瞬間、目の前にいたそーちゃんは、まるで時が止まったかのように硬直した。
まばたきすら忘れたような顔で私を凝視して、それから、ドラマのワンシーンみたいに両手で顔を覆ってしゃがみ込んでしまった。
「そ、そーちゃん!? どうしたの、お腹痛い!?」
「ち、違う……違うんだ優愛……。今日の優愛、朝日の光を背負ってて、マジで本物の天使が降臨したかと思った……。可愛すぎて網膜が幸せで焼き切れそう。無理、尊い、今すぐマイホームに持って帰りたい……」
「もう! 朝から近所迷惑だよ、立ってっ!」
真っ赤になりながらそーちゃんのブレザーの袖を引っ張ると、そーちゃんは待ってましたと言わんばかりに立ち上がり、私の手をガシッと恋人繋ぎでロックした。
「あー、やっぱり優愛の手のひら、世界一落ち着く。ねえ優愛、今日の通学路、わざと遠回りして行かない? 1分でも長くこうしてたい。っていうか、なんなら学校サボってこのまま2人で南の島とか行っちゃう?」
「行かないってば! ほら、遅刻しちゃうから歩くよ!」
口ではぷんぷん怒りながらも、繋がれた手から伝わってくるそーちゃんの体温が心地よくて、私は心の中で『そーちゃん、今日も世界一格好いいよぉぉぉ!!』と、大号泣しながらサイリウムを振り回していた。
朝の6時45分。アラームが鳴る前に、私のスマホが嬉しそうに震えた。
【ポップアップ通知:そーちゃん】
『優愛おはよ! あと15分で家着くよ! 楽しみすぎて5時に起きちゃって、今そっちに向かって歩きながら優愛の可愛さについて考えてたら電柱にぶつかりそうになった。早く会いたい!!』
「5時って……早すぎだし、電柱は危ないってば……!」
ベッドの中で通知を見て、朝一番のニヤけ顔を枕に押し付ける。
もう、朝からIQゼロの重度甘やかしエンジンが全開すぎる。
でも、そんなメッセージひとつで、私の眠気は一瞬で吹き飛んでしまうのだ。
猛ダッシュで制服に着替え、髪を整えて、鏡の前で入念にチェック。
よし、今日も変なところはない。
カレンダーを見ると、付き合って3ヶ月と、ちょうど1週間。
世間がなんと言おうと、私たちの甘い日常は、今日も1ミリも速度を落とす気はないらしい。
ピーンポーン、と7分も前倒しで鳴ったインターホンに、私は飛び跳ねるようにして玄関のドアを開けた。
「おはよう、そーちゃん!」
「……ッ!!!!!(絶句)」
ドアを開けた瞬間、目の前にいたそーちゃんは、まるで時が止まったかのように硬直した。
まばたきすら忘れたような顔で私を凝視して、それから、ドラマのワンシーンみたいに両手で顔を覆ってしゃがみ込んでしまった。
「そ、そーちゃん!? どうしたの、お腹痛い!?」
「ち、違う……違うんだ優愛……。今日の優愛、朝日の光を背負ってて、マジで本物の天使が降臨したかと思った……。可愛すぎて網膜が幸せで焼き切れそう。無理、尊い、今すぐマイホームに持って帰りたい……」
「もう! 朝から近所迷惑だよ、立ってっ!」
真っ赤になりながらそーちゃんのブレザーの袖を引っ張ると、そーちゃんは待ってましたと言わんばかりに立ち上がり、私の手をガシッと恋人繋ぎでロックした。
「あー、やっぱり優愛の手のひら、世界一落ち着く。ねえ優愛、今日の通学路、わざと遠回りして行かない? 1分でも長くこうしてたい。っていうか、なんなら学校サボってこのまま2人で南の島とか行っちゃう?」
「行かないってば! ほら、遅刻しちゃうから歩くよ!」
口ではぷんぷん怒りながらも、繋がれた手から伝わってくるそーちゃんの体温が心地よくて、私は心の中で『そーちゃん、今日も世界一格好いいよぉぉぉ!!』と、大号泣しながらサイリウムを振り回していた。



