俺は目の前の少年に声をかける。
「お前、リオと言ったな」
「はい、リオですっ」
リオは可愛いらしい声と小さな体で元気よく返事をする。
「気に入った、今日からお前を俺の専属執事に任命する。俺が屋敷にいない時は自由にすればいい。だが俺に呼ばれたらすぐに来い」
すると、目の前のリオは顔を青くしている。
「えっ……」
その嫌そうな反応が俺の婚約者リリィを思い出させる。
俺はその姿が、おかしくて口角が自然と上がるのを感じながら詰め寄る。
「なんだ嫌か?」
すると目の前のリオは慌てながら
「い、いえっ、そんな事はありません!お任せ下さい!」
引き攣って笑う目の前の少年リオ……くくっ……こいつもまたおもしろい奴だ。
さて、俺のこの違和感がなんなのかゆっくりと暴いていこうじゃないか。



