そして驚く私の腰を更に引き寄せると 「私がこんなに可愛いらしいお前を逃がすと思ったか?」 そう言って低く甘い声と綺麗すぎる顔が私を愛おしく見つめるのだった。 その後は、どうやって屋敷に戻ったかは覚えていない…。 だが、両親はこの事を知っていて 「リリィあのギル様と婚約おめでとう!!」 と泣きながら喜ぶのだった…。 私の知らないところでギルが婚約を申し出る手紙を両親に出しており、あのギル様からの婚約ならリリィもとても喜ぶだろうと娘を思って婚約を引き受けていたのだった…。