私があわあわと慌てふためいていると、お父様が駆けつけてきた。 「レイヴン公爵!!なんと素晴らしい身体能力!うちのお転婆リリィを受け止めれるお方は初めてだよ!!なんて素晴らしいんだっ!!」 「いや、侯爵。これぐらいの事、私には容易いです」 そう言っていつもの柔かな社交界の時によく見かける甘く完璧な笑顔をお父様に振り撒き。 私を地面にそっと優しくおろしてくれた。 その姿に私はまたモラハラ男の姿が脳裏に浮かんだのだった。