婚約が嫌で男装執事になったのに~配属先が婚約者の元でした~


「あ、あの…ご、ごめんなさい…は、離してもらえ……」

「…嫌だと言ったら?」

「へっ?!?」



ギルはぎゅっと更に私を引き寄せた。
そしてまた私の耳に唇を寄せると



「せっかく空から降ってきた愛らしい君を、そう簡単に手放すわけにはいかない。…それに君は前回の件で責任を取って貰わなくてはいけないからね?」



そう怪しく笑うギルに私は前世のトラウマを思い出す。



ひぃぃいい?!この男…怖すぎる!!こ、これはモラハラ男の豹変じゃないのっ?!?!ギル様ってたしか…優しいんじゃ…?!?なにこの恐ろしさ…!!