────────────…… 「……え?」 私は今芝生の上ではなく、とてもいい匂いのする誰かの逞しい腕に抱き止められていた。 目の前には息を飲むほど美しく整った顔。 黒いサラサラの黒髪の隙間から覗く綺麗な青い瞳が私を見ている。 ま、まって?!これはギル・レイヴン?! 私が固まっていると目の前の相手はふっ…と不敵な笑みを浮かべ意地悪くこう言った。 「おや、とても元気な病人だね?リリィ嬢」 耳で囁かれる低く甘い綺麗な声。ゾクッとした…。