ギルside ─────あの夜会から数日 俺は今ロゼッタ侯爵邸に訪れている。 あの日、メイドのルリが謝罪に来た時に、空から降ってきたあの令嬢の名前を聞きだすのは、とても簡単だった。 彼女は、リリィ・ロゼッタ侯爵令嬢。 すぐに調べをまわした。 あまり公の場には出てこない彼女は、情報は少なかったがロゼッタ侯爵家の一人娘で、婚約者もいないことが判明した。 俺はすぐに準備に取り掛かった。