「た、大変!!助けなきゃ!!」
慌てた私は、テラスの入口まで走ると大きな窓にあるカーテンに手をかけ、思いっきり引きちぎった。
そんな私の動きを見たルリは、嫌な予感に持っていたティーポットを慌ててテーブルに置いた。
「リリィ様!何をされる気ですか!!」
目の前で慌てるルリに私はニッコリと笑顔を向けながら腰紐を装着して、手すりにも同じように結びつけていく。
「そんなの決まってるでしょ?バンジージャンプだよバンジージャンプ!うふふっ」
「こんな所でそのような事をされてはいけません!!!」
そんなルリに私は腰に巻き付けたカーテンを見せつけると、得意気に笑う。
「池だから命綱もなくて大丈夫なんだけど、ルリに心配させちゃうから念の為にバッチリだよ?」
私は最後にルリに可愛いくウインクをして見せた。
「リ、リリィ様!!そういう事ではありません!!どうか、どうかお辞め下さい!!」
ルリが慌てて駆け寄る姿が視界の端で見える中、私は全ての準備が整ってテラスの手すりに足を掛けた。
急いでるからルリ……ごめんね!



