幼なじみがこんなにも私に恋していたなんて

規則正しい寝息が聞こえてくるこの瞬間に自分の心音がトクントクンと動くのが感じる。

じぃっと見つめていると仁くんの目がパチっと開く。

「・・・・・・澪」

「ぇ、ぁ・・・・・・」

仁くんに呼ばれ私は顔に熱が集まるのを感じながら声を漏らす。

「見すぎ」

仁くんは私が見ていたことが分かっていたようでそう言いながら体を起こす。

「まぁ可愛いから許す」

「んぁっ・・・・・・!」

仁くんに可愛いと言われるだけで恥ずかしくなる。

「じ、んくん?何で呼んだの・・・・・・?」

恥ずかしさを隠すように私が聞くと仁くんは何の迷いもなく口を開く。

「これ」

そうベットの横においてあった薄い箱を私に渡す。

「・・・・・・?」

私は疑問に思いながらもその箱を受取る。

箱を受け取ると仁くんは満足そうに立ち上がり私を撫でる。

「ん」

来て、ということなのだろうか。