そう言われて、私は首を大きく横にふった。
せ、芹奈。なにか勘違いしてる気がする……!
「私、千歳くんのこと、恋愛対象として見てないよ……!?」
「えー? あたしからすれば好きで猛アタックしてるようにしか見えないけど」
「違う! ただの友情としての感情だよっ」
「そうかなあ」
まだ納得いっていなさそうな芹奈。
何を言っても信じてくれなさそうだ。
「ねえ。芹奈の視点からして、千歳くんって私にだけ態度冷たいって思う?」
そう聞くと、芹奈はこくりと頷いた。
「うん。明らかに冷たい。だって、にこりとも笑わないじゃん!」
「だよね!?」
「千歳のことは結構知ってるけど。こんな千歳初めて見た」
そんなに……?
でも、去年もクラスメイトだったと言う芹奈が言うのなら間違いないのだろう。
「ほんと、なんか華乃がやったんじゃないのー?」
「やってないって! それに、昨日も出会ったときは優しかったし……!」
「それなら、なおさら! なんかやったんでしょ」

