こっちを向いてよ、千歳くん。

恋愛(学園)

supi./著
こっちを向いてよ、千歳くん。
作品番号
1783711
最終更新
2026/06/28
総文字数
4,709
ページ数
12ページ
ステータス
未完結
PV数
0
いいね数
0


文武両道で容姿端麗な ”彼” は誰にでも優しい。


―――1人を除いて。




「ちーとせくん!」


「……なに」


「今日、一緒に帰ろ?」


「無理」


「そっかあ。じゃあ明日は?」


「無理」




私が声をかけても無表情で突き放すくせに。




「ねえ、那津くんっ。この後、一緒に帰らない……?」


「ん、いーよ」




私以外には優しく微笑んで。


他の女の子からの誘いに頷くんだ。





「嫌いなら嫌いって言ってよ。そしたら、もうやめるから」


「……自分で考えろよ、それくらい」




嫌いって言ってくれたら、諦められるのに。


否定しないから、変に期待させるから。私は諦めきれないんだ。





何事にも一生懸命な、美少女で人気者の女の子


如月 華乃 Kisaragi Kano



×



無気力で華乃以外には優しい、イケメン男子


千歳 那津 Chitose Natsu





ねえ、いつになったら私のこと、見てくれる?




好きになってなんて、両想いになりたいだなんて、大きいことは望まないから。



―――だから、どうか。



冷たくしないで。他の子と同じように笑顔を見せてよ――。
 




こっち向いてよ、千歳くん。



Start ⇒ 2026.6.27

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