猛烈一途なあたしに堕ちろっ!~素っ気ない君に届け私の想い~



ふわぁぁ~。と眠い目をこすりながらテントから出るあたし。

今日は宿泊研修2日目の朝。


こんな寝癖だらけの頭を空くんには見られたくないあたしは早起きして頭だけを直そうとまだ眠ってる佳奈ちゃんを置いてテントから出た。


のそのそと歩いていると…


「おはようございます。」

「…?!?!?そ、空くん?!」

なんで会いたくない時は会うの?!

あたしは寝癖の頭が恥ずかしくて赤くなる顔を隠すと急いで足を返す。

そんなおかしな様子のあたしの手を掴むと

「顔洗いに来たんじゃないんですか?」

と、あたしを不思議な顔で見る空くん。



「ち、ちがくて…」

と目線をウロウロさせて下を向くあたしに

「なんすか?」

と追求してくる空くん。

「そ、空くんに、寝癖見られたくなかった…から」

と赤くなるあたしの顔。

「あぁ、なるほどすんません」

そう言うとあたしの跳ねてる髪の毛を優しく手ぐしで梳かしていく空くん。