猛烈一途なあたしに堕ちろっ!~素っ気ない君に届け私の想い~


そして早速空くんに駆け寄るあたし。


「空くん!」

「なんすか?」

とあたしをチラリと見る空くん。

「あたしたち料理係だよ!がんばろ!」

と言うあたしに少し目を見開くと

「え、吉岡さん料理できるんすか?」

と聞いてくる空くん。


「それはわからないけど!任せて!あたし女の子だよ!」

と料理をして女らしさを見せたい桜兎は謎の自信を見せる。

「…なるほど」

と少し察した空くん。


そして、洗い場で野菜を洗うと空くんと一緒に野菜の皮をむく。


「あ…あれ…あれれ…」


あんなに気合いが入っていたのに、今あたしの手の中にはボロボロになった野菜がいる。

チラッと空くんの方を見ると綺麗に皮をむかれた野菜たちがリズム良く切られている最中だった。


「え…ま、まって…空くん料理できるの?」

とビックリして空くんに話しかける。

「いや、したことないっすね」

とこちらを見ずに野菜を切っている。

「な、何でこんなことに…」