猛烈一途なあたしに堕ちろっ!~素っ気ない君に届け私の想い~


「まぁそうなんですけど…吉岡さんも一応女の子なんで」

と相変わらずの表情で何考えてるかわかんない空くん。

「あたし足速いから大丈夫だよ?」

とニコリ笑うと

「はぁ…危ないんで」


となかなか頷かないあたしの手を掴むと、グイッと手を引いてあたしの家に歩き出す空くん。


「うぅ…あ、ありがとう」

手を掴まれてる恥ずかしさと空くんの優しさで赤く染まるあたしの頬。

「どーいたしまして」

と言うと前だけ向いて歩く空くん。


幸せな時間は一瞬で、あたしの家に着くと手をゆっくりと離す空くん。


「じゃ、おやすみなさい」
「うん…おやすみ。また明日ね!」


あたしは空くんの背中が見えなくなるまで見送ってから家に入った。