猛烈一途なあたしに堕ちろっ!~素っ気ない君に届け私の想い~


それをたまにチラリと見る空くんの視線。


「なぁに?」

とあたしがニコニコ笑うと

「機嫌いいっすね」


「そりゃあ空くんの隣歩けるだけであたしはすごぉく嬉しいからねっ」

と満面の笑顔で笑うあたし。


「…なるほど」


と何考えているか分かんない顔をしてまた前を向いてしまう空くん。


暫くるんるん歩いていると階段に差し掛かった時、スルッと転けそうになるあたし。


「わわぁっ…!!」


とバランスを崩しそうなあたしを横から見てた空くんが焦った顔して腕を思いっきり引っ張りあげてくれた。


「っぶな!」


その瞬間二人でバランスを崩し空くんの上にあたしは崩れ落ちた。


「…いたたたた…」


目を見開くと綺麗な空くんの顔が、眉を寄せてあたしを下から見ていた。


「ご、ごめんっ!」

と焦って謝り、慌てて空くんの上から退いた。


「…怪我ないっすか?」


と立ち上がりながら聞いてくる空くん。


「う、うん…空くんが助けてくれたから」