「……お前…よく高校入れたな…」
と少し呆れている先輩。
「えへへ…お姉ちゃんにしごかれて…」
「じゃあ中間試験でテストに出そうな所だけ集中してやってくぞ」
とペラペラと教科書をめくる先輩。
「出そうな範囲なんてわかんないですよ…」
「俺が予想立ててやるから安心しろ。」
と、頭を撫でられる。
部屋に二人ってのもあってドキドキが増す…。
そして先輩が勉強を教えてくれる。
「ここが────で、────だからこーなる。」
先輩の声が耳の近くで聞こえて、先輩のペンを持つ指が綺麗で…全然話が入ってこない…。
「唯次ここ、1人でしてみろ」
急にあたしを見る先輩にドキッとする。
「は、はい!」
ダメダメ集中しなくちゃ、先輩は一生懸命教えてくれてるのに…。
「……こーですか?」
全然聞いてなかったせいでわかんない…。
そしたら分かっていたかのように
「…唯、集中してなかっただろ」
そう言ってあたしを見る先輩。



