「優しくしないでよぉ…泣いちゃうよ…グスッ…ありがとう」
碧くんの前だから眼鏡を外して涙を拭う。
「目、赤くなってる。あんま擦ったらだめだよ」
と、碧くんの指先が目尻に触れる。
「ご、ごめん。弱ってる時に優しくするからだよぉ〜」
と、ヘラっと笑うと。
「弱ってる時に優しくしたら俺の事見てくれないかなぁ〜って」
と碧くんが照れたようにニコッと笑う。
「えっ…な、なにゆってるのぉ。」
「少しは俺のことも見てほしいなってこと」
そう言ってあたしの眼鏡を碧くんがつけなおしてくれた。
「よっし、教室行くか!」
あたしはどういうこと?と考えながら、とりあえず流されるまま二人で教室に戻った。



