俺はモヤモヤしてる気持ちを吐き出した。
「前言っただろ…桜の下にいた女」
あの日のことを今でも思い出せる。
「あ〜、結局見つかんなかった子ね〜。颯斗の心を一瞬で掻っ攫っていく女の子とかすげぇ〜。ははっ」
「唯の雰囲気がそいつに似てたから、最初興味持った。今思えばそれも最低だよな」
そう言ってまた桜の木の下の女がチラつく。
ん〜…と、蓮は考えたあと
「でもそれで好きになった、ならなかったはまた別の話じゃん?結局、颯斗は唯ちゃんが好きになった。だから今罪悪感が生まれてるだけ、そんだけの話じゃ〜ん?好きになってなかったらそんな事も考えてないよ?」
と、ヘラリと笑う。
「それだけじゃねーんだよ。今でも唯の笑う姿を見るとあの女の姿も一緒にチラつくんだよ…はぁー…。」
そして俺はため息をつく。



