クタクタになって一人帰っていると…
「唯」
名前を呼ばれ振り返る。
「し、椎名先輩!」
…恋をすると何もかもが輝いてみえる…かっこいい…緊張する…。
「足大丈夫か?」
こんなあたしに顔を覗いて心配してくれてる。
「は…はい。少し痛いけどなんとか帰れそうです。」
ヘラっと笑うと、先輩があたしのリュックを取り上げた。
「持つ」
「えっ!わ、悪いですよ!自分で持ちます!重いですし!」
あたしが慌てていると
「重くない。家まで送る。」
本当に悪くないかな…??
「先輩も疲れてるんじゃないですか?自分で帰れますよ?悪いです…。」
そう言って遠慮するあたしに
「朝の詫びだから気にすんな」
そう言ってまた朝みたいに頭にポンっと手を置いて優しく笑った。
「……。」
その優しい手と顔反則なんだってば……。



