眼鏡の下は、美少女でした。


あたしも準備をするために用意されたヘアメイク用の席に移動すると

綺麗な顔の方たちが、なんであんたが?みたいな怪訝そうな顔をして見てくる…。


ううう…ごめんなさいね!ブスで…。

あたしだってミスコンなんて場違いなのわかってるんだから!と心の中で叫ぶ。


「唯ほら、座って?周りの視線なんて気にしないでいいのよ。唯の可愛いさはあたしが自信を持って保証するわ。ここの中の誰よりもね?」


お化粧道具の準備をしながらニコニコと愛ちゃんが言う。


「あたしの周りはあたしに甘すぎだよ…」

と言うあたしに

「ほらほら、はじめるから目瞑ってなさい」

と愛ちゃんに言われ、目を瞑る。



愛ちゃんにあれやこれやと準備をされながら、あたしはドキドキがとまらない。


でもあたしは今回出るって腹を括った時に決めたんだ。
過去と決別しようって…。
小学生のあの時の辛くて悲しくて見た目に自信をなくしたあの暗い気持ちを思い出すのはやめて…新しいあたしとして生きるんだ…!