眼鏡の下は、美少女でした。


すると直樹の女に呼ばれたあの女は、こっちを振り向くとあの時と同じ人形みたいに整った顔をして少し照れたようにふんわりと笑った。


あの時と違うのは唯と呼ばれたこの女がその整った顔で俺を見ていて


ふんわりとした笑顔で俺に笑いかけて


あの時、あの日、聞けなかった声で俺に


「椎名先輩」


と優しく声をかけてくる。


「これが…眼鏡を外した本当のあたしです。」


そう言ってまたふわりと照れたように笑う唯。


「ゆ…唯…だったんだ…な」

と、ポツリと呟く俺に

「??」

よくわからないと言いたげな顔をして俺をジッと見る。


その瞬間、蓮は理解したようだ。


「えっ…この子だったの…?あ…この子じゃないね…唯ちゃん…だよね」


と、蓮もまだ動揺しているようだ。


すると、直樹の女が

「どういう事ですか?」

と聞いてきた。