君がいた幕末で


「一人で行ける?」

稔麿が聞いた。

私は胸を張る。

「行ける」

即答だった。

すると。

晋作と玄瑞が同時にため息を吐く。

失礼だ。

「なんでよ」

私が抗議すると。

玄瑞が真顔で言った。

「迷子になる」

「ならない!」

私は即座に否定した。

絶対ならない。

今日はちゃんと道も聞いた。

大丈夫。

たぶん。