君がいた幕末で


「しかもね」

女性達が楽しそうに言う。

「まだ信用してくれないもんって」

「しょんぼりしてた」

私は顔を覆った。

やめて。

お願いだからやめて。

記憶を消したい。

今すぐ消したい。

その日の夕方。

私は玄瑞達を見つけた。

だけど。

近付けない。

恥ずかしすぎる。

すると。

晋作が気付いた。

「なんだ」

私は顔を逸らす。

「……ごめん」

三人が固まった。