君がいた幕末で


しばらくして。

玄瑞は小さく息を吐いた。

「嫌いではない」

その言葉に。

晋作と稔麿が顔を見合わせる。

玄瑞は気付かない。

いや。

気付かないふりをした。

最初の警戒心は。

もうかなり薄れていた。