君がいた幕末で


「怖かったんだよ」

気付けば涙が滲んでいた。

「一人になるの」

「帰れなかったらどうしようって」

「ずっと思ってた」

静かになる。

私は涙を拭う。

だけど次から次へと零れた。

すると。

ぽん。

頭に手が置かれた。

晋作だった。