君がいた幕末で


帯を締められる。

髪を結われる。

鏡はないけれど。

なんだか別人みたいだった。

「できたよ」

女性の一人が笑う。

私は恐る恐る立ち上がった。

そして。

目の前の水桶を覗き込む。

そこに映った姿を見て。

思わず固まった。