君がいた幕末で


その様子を見ながら。

玄瑞は小さくため息を吐いた。

稔麿も苦笑する。

本当に。

変な娘だ。

常識がない。

危なっかしい。

だけど。

どこか放っておけない。

「女性達に頼むか」

玄瑞が呟いた。

「着物を用意した方がいい」

私は首を傾げる。

「着物?」

すると。

晋作が笑った。

「れな」

「なに?」

「明日覚悟しろ」

その意味を。

私はまだ知らなかった。