君がいた幕末で



「げんずい……」

寝言だった。

玄瑞は固まる。

心臓が痛い。

「全く……」

そう言いながら。

玄瑞の手はずっと優しかった。

その日。

れなが起きるまで。

玄瑞は一度も動かなかった。

【番外編 膝枕 完】