君がいた幕末で


長い沈黙。

やがて。

玄瑞は観念したように息を吐いた。

そして。

私を見る。

真っ直ぐに。

「……好きだ」

私は固まる。

心臓が止まりそうだった。

玄瑞の耳が赤い。

でも。

目だけは逸らさなかった。

「迎えに行ったのも」

「生きようと思ったのも」

「全部お前がいたからだ」

涙が溢れた。

止まらない。