君がいた幕末で


不思議だった。

身体の痛みが軽くなる。

恐怖が薄れる。

諦めそうだった心に。

もう一度灯がともる。

そして。

歌声は光になる。

誰にも見えない。

でも確かにそこにある。

未来から来た少女が持っていた奇跡。

玄瑞が立ち上がる。

史実なら終わる場所。

でも。

今回は違う。

稔麿がいる。

晋作がいる。

仲間がいる。

そして。

れながいる。