君がいた幕末で


史実では。

ここで終わる。

久坂玄瑞は死ぬ。

未来の教科書にはそう書かれていた。

でも。

私は首を振る。

「嫌……」

声が震える。

「嫌だよ……」

玄瑞が驚いた顔をする。

私は涙を拭う。