君がいた幕末で


炎が上がる。

煙が空を覆う。

敵が迫る。

玄瑞は立っていた。

血だらけで。

それでも。

まだ刀を握っている。

私は走った。

玄瑞の元へ。

涙で前が見えない。

怖い。

怖くてたまらない。

だって知っている。

この先を。