君がいた幕末で


玄瑞が振り返る。

れなを見つける。

目を見開く。

信じられないという顔。

そして。

少しだけ笑った。

「なんで来た」

声は掠れていた。

私は泣きながら首を振る。

そんなの決まってる。

「迎えに来た」

玄瑞が言った。

池田屋で言えなかった言葉。

禁門の変で交わされた約束。

私は涙が溢れる。