君がいた幕末で


「ありがとう」

総司が言った。

私は首を傾げる。

「え?」

総司は笑う。

「君に会えて良かった」

私は目を見開いた。

総司は続ける。

「歌も」

「笑顔も」

「全部」

少し照れたように笑う。

「救われたよ」

私は泣きそうになる。