君がいた幕末で


翌朝。

京都の空は重かった。

嫌な空。

禁門の変の日。

私は一睡も出来なかった。

それでも。

行かなきゃいけない。

部屋を出る。

静かな廊下。

誰もいないと思った。

だけど。

角を曲がった瞬間。

立っていた。

土方だった。