君がいた幕末で


「玄瑞を」

その名前を聞いた瞬間。

胸が跳ねた。

何も言えない。

否定も出来ない。

総司は優しく笑った。

「れな」

私は顔を上げる。

総司は空を見ながら言う。

「それは恋だよ」

世界が止まった気がした。