君がいた幕末で


「死ぬ……」

小さな声だった。

平助が息を呑む。

私は震えていた。

「玄瑞が死んじゃう」

涙が溢れる。

止まらない。

その場にはいつの間にか。

総司もいた。

土方もいた。

誰も声を掛けられない。

れなの顔を見れば分かった。

本気だった。

「嫌なの……」

私は泣きながら首を振る。

「行ってほしくない」

「死んでほしくない」

胸が苦しい。

息が出来ない。