君がいた幕末で


「やっと認めたか」

晋作が笑う。

玄瑞はため息を吐く。

でも否定しない。

もう隠す意味もなかった。

好きだから。

会いたいから。

守りたいから。

玄瑞は立ち上がる。

窓の外を見る。

遠い京都。

遠い新撰組屯所。

そこにれながいる。

「待っとけ」

誰にも聞こえない声だった。

「今度こそ」

「迎えに行く」

禁門の変まで。

残された時間はわずかだった。