君がいた幕末で



私は泣きながら頷く。

「助けたい」

「死んでほしくない」

「玄瑞も」

「みんなも」

声が震える。

でも。

今度は逃げなかった。

平助は少しだけ笑う。

寂しそうに。

でも優しく。

「知ってた」

その言葉に。

れなの涙がまた溢れた。

そして。

禁門の変まで残された時間は少ない。

誰もまだ知らない。

この戦いが。

歴史を大きく変えることになると。