君がいた幕末で


そして最後に。

平助が口を開く。

ずっと黙っていた。

でも。

その目は真っ直ぐだった。

「だったら」

部屋のみんなが平助を見る。

「玄瑞を助けに行くんだろ」

私は息を呑む。

平助だけだった。

一番最初に。

私の本当の願いを言い当てたのは。