君がいた幕末で


総司は静かだった。

しばらく黙ったまま。

そして。

小さく笑う。

「僕も信じる」

私は驚く。

総司は私を見る。

優しい目だった。

「君が苦しんでた理由」

「全部分かったから」

池田屋。

泣いていた夜。

禁門の変を聞いた時の顔。

全部繋がった。

総司はそう思った。