君がいた幕末で


「たくさんの人が死ぬ」

「長州も」

「新撰組も」

「京都の人達も」

誰も言葉を挟まない。

私は涙を堪えた。

そして。

一番言いたくなかったことを口にする。

「久坂玄瑞も……」

声が震える。

胸が苦しい。

「死ぬ」