君がいた幕末で


「じゃあ」

平助が聞く。

「今度は何がある」

私は唇を噛む。

言いたくない。

でも言わなきゃいけない。

「禁門の変」

その言葉に。

土方の目が細くなる。

長州と新撰組。

再びぶつかる戦。

私は震える声で続けた。