君がいた幕末で


「私……」

声が震える。

怖い。

全部話すのは。

でも。

言わなきゃ。

「この時代の人じゃないの」

空気が止まった。

誰も動かない。

誰も喋らない。

私は続ける。

「私は未来から来た」

誰も笑わなかった。

ただ。

信じられない顔をしていた。