君がいた幕末で


「れな」

声がした。

平助だった。

最近ずっと様子を見ている。

私は無理やり笑う。

でも。

上手く笑えない。

平助の顔が曇った。

「飯食ってないだろ」

「食べてる」

嘘だった。

平助はため息を吐く。

「嘘下手だな」

私は何も言えない。

本当に余裕がなかった。