君がいた幕末で


歌が終わる。

静寂。

総司はゆっくり目を開けた。

そして。

少し笑う。

今度は無理をしていない笑顔だった。

「ありがとう」

私は嬉しそうに笑った。

「どういたしまして」

その夜。

総司は久しぶりに穏やかに眠ることができた。

そして誰も知らない。

その日から少しずつ。

総司の身体に起き始めた変化を。